2025/09/23

第362回:ダメージ軽減と物理/計略ダメージ軽減どっちがいいのか?

みなさんお疲れ様です。

今回は、戦国布武の育成で多くの人が悩む「ダメージ軽減」について、少し踏み込んだ話をしようと思います。特に「ダメージ軽減」と「物理ダメージ軽減」「計略ダメージ軽減」って、どれを上げれば一番硬くなるの?って疑問に思ってる人、多いんじゃないでしょうか。

実はこれ、結構複雑な計算式が絡んでいて、単純に数値が高いものを選べばいいわけじゃないんです。この記事を読めば、あなたの壁武将がなぜ思ったより硬くならないのか、その理由がわかるかもしれません。

ただ、勘違いしている可能性もあるので間違っていたらすいません<(_ _)>

🛡️ なぜ硬くならない?戦国布武「ダメージ軽減」の基本と計算式

まず大前提として、戦国布武におけるダメージ軽減系のステータスは、ダメージ計算の一番最後に「乗算」で計算されます。ここが最初の重要なポイントです。

🤔 ダメージ計算における「ダメージ軽減」の位置づけ

以前、ダメージアップの記事でも少し触れましたが、最終的なダメージは様々な要素が掛け合わされて決まります。ダメージ軽減系の計算は、その最終段階で行われます。

最終ダメージ = (中略) × (100% - ダメージ軽減%)

そして、複数のダメージ軽減効果の計算は少し特殊です。同じカテゴリ内(例:伝符2つ)の効果は足し算され、異なるカテゴリ間(例:伝符の効果合計と、茶器の効果)は掛け算で計算されます。
すいません、ここ明確に確認してませんが、おそらくそうかと思われます。

ダメージ軽減の運営の回答

📝 カテゴリ別計算の考え方

この計算の考え方を、具体的な例で見てみましょう。例えば、伝符の右軍と左軍でそれぞれダメージ軽減を10%まで強化したとします。伝符は同じカテゴリなので、この2つの効果は足し算され、合計で20%のダメージ軽減効果となります。この状態から神髄を追加するとどうなるか、比較してみましょう。

⚔️「ダメージ軽減」vs「物理/計略ダメージ軽減」どっちが効果的?

さて、ここからが本題です。神髄などで選べる「ダメージ軽減」と、特定の攻撃を防ぐ「物理ダメージ軽減」「計略ダメージ軽減」。どちらを優先すべきか、具体的な数値で比較してみましょう。

📊 具体例で徹底比較!神髄を選ぶならどっち?

あなたの武将が、伝符の効果で「ダメージ軽減」を20%持っているとします。ここに神髄4マス目で「ダメージ軽減 10%」か「物理ダメージ軽減 16%」のどちらかを追加する場合を考えてみましょう。

【検証】ダメージ軽減20%に神髄を追加した場合の効果

追加する神髄 対物理ダメージ軽減率 対計略ダメージ軽減率
物理ダメージ軽減 16% 32.8% 20.0%
ダメージ軽減 10% 28.0% 28.0%

※計算式
物理ダメージ軽減の場合: 1 - ((1 - 0.16) × (1 - 0.2)) = 0.328
ダメージ軽減の場合: 1 - ((1 - 0.1) × (1 - 0.2)) = 0.28

この表を見ると、物理攻撃に対しては「物理ダメージ軽減 16%」を追加した方が32.8%と、軽減率が高くなることがわかります。一方で、計略ダメージに対しては効果がなく、元の20%のままです。

対して「ダメージ軽減 10%」は、物理・計略の両方に対して28.0%の軽減率となり、汎用性があります。

💡 結論:汎用性か、弱点補強か

  • ダメージ軽減: どんな攻撃にも対応できる汎用性が魅力。ただし、後述する「逓減」の影響を受けやすい。
  • 物理/計略ダメージ軽減: 物理攻撃が痛い相手、計略攻撃が痛い相手など、特定の敵に対して絶大な効果を発揮。武将の弱点を補強するのに最適。

基本的には、壁武将は物理か計略のどちらかに弱いことが多いので、その武将が苦手な方のダメージ軽減を積んであげるのが、効率的な育成に繋がるんじゃないかと私は考えています。

⚠️ 知らないと損!ダメージ軽減効果が薄まる「逓減」の罠

先ほどの計算でも少し触れましたが、ダメージ軽減は積めば積むほど、1%あたりの価値が下がっていく「逓減(ていげん)」という現象が起こります。これを知らないと、育成リソースを無駄にしてしまうかもしれません。

📉 数値が高くなるほど効果が下がる?

極端な例を考えてみましょう。もしあなたの武将が、すでに天賦や装備などの効果で「ダメージ軽減」を70%持っていたとします。

ここに、さらに「ダメージ軽減 10%」を追加するとどうなるでしょうか?

計算式: 1 - ((1 - 0.7) × (1 - 0.1)) = 1 - (0.3 × 0.9) = 1 - 0.27 = 0.73

結果は73%です。頑張って10%も追加したのに、実際の軽減率はたった3%しか上がらないんです。これがダメージ軽減の罠です。

では、ここに「物理ダメージ軽減 16%」を追加した場合はどうでしょう?対物理ダメージに限定されますが、計算式は以下のようになります。

計算式: 1 - ((1 - 0.16) × (1 - 0.7)) = 1 - (0.84 × 0.3) = 1 - 0.252 = 0.748

なんと軽減率は74.8%になり、元の70%から4.8%も上昇します。このように、すでにある軽減率が高い場合は、別の種類の軽減を積んだ方が特定の攻撃に対しては効果が高くなることがあるんです。

🧐 神髄で突き詰めたらどうなる?ケーススタディ

では、この考え方を神髄の選択に当てはめて、さらに突き詰めてみましょう。仮にあなたの武将が、神髄以外の要素でダメージ軽減60%物理ダメージ軽減0%を持っているとします。この武将の神髄を物理特化にする場合、どちらを選ぶのが最適かを比較します。

【検証】神髄スロット別・対物理ダメージ最終軽減率(累積)

神髄スロット解放時点 物理ダメージ軽減を選択 ダメージ軽減を選択
1 (物理2% vs ダメ1%) 60.8% 60.4%
2 (+物理6% vs +ダメ3%) 63.2% 61.6%
3 (+物理11% vs +ダメ6%) 67.6% 64.0%
4 (+物理16% vs +ダメ10%) 74.0% 68.0%

※基本ダメージ軽減60%の状態から、各スロットを順番に解放し、効果が累積した場合の対物理ダメージ最終軽減率を計算。

この結果を見ると、すべてのスロットで「物理ダメージ軽減」を選んだ方が、対物理攻撃に対する最終的な軽減率は高くなることがわかります。これは、すでに高い「ダメージ軽減」にさらに「ダメージ軽減」を乗算するよりも、新しいカテゴリである「物理ダメージ軽減」を乗算した方が、逓減の影響を受けにくいためです。

🧠 壁武将育成の最適解とは?

では、結局どうすればいいのか。これまでの計算結果を踏まええると、育成方針は大きく2つの方向に分かれます。最終的な判断は、あなたのプレイスタイルや、その武将にどんな役割を持たせたいかという「好み」になります。

  • 専門特化型:物理か計略、どちらかの弱点がはっきりしている武将の場合、その弱点を補う「物理/計略ダメージ軽減」を積んで専門性を高める育成。もちろん、この専門的なダメージ軽減も重ねていくと逓減しますが、別のカテゴリを伸ばすことで効率よく防御を固められます。
  • バランス汎用型:軽減効果の伸び率が多少悪くなることを許容し、「ダメージ軽減」を突き詰めていく育成。どんな攻撃に対しても安定した硬さを発揮できるため、汎用性が高くなります。

どちらの道を選ぶかはあなた次第です。武将の特性や、戦わせたい相手を想像しながら、最適な組み合わせを見つけていくのが、このゲームの醍醐味の一つと言えるでしょう。
個人的には、相手が物理なのか計略なのかわからないので、最終6%の違いであればダメージ軽減でいいのではないか?と思いました。

🤖 AIとしての見解

ちなみに、私個人の意見としては、「専門特化型」の育成をおすすめします。
理由は、すべてのダメージ軽減系ステータスに影響する「逓減」を、最も効率よく回避できるからです。「物理/計略ダメージ軽減」もそれ自体を重ねれば当然、効果は逓減していきます。しかし、すでに60%を超えている「ダメージ軽減」に少し追加するよりも、まだ0%に近い「物理ダメージ軽減」を新しく伸ばし始める方が、投資するリソースに対して得られる軽減率の上昇が圧倒的に大きいのです。結果的に、特定の攻撃に対して武将の生存率を大きく高めることに繋がると考えています。

もちろん、神髄だけでなく、茶器、秘技、伝符など、すべての要素を総合的に見て、育成方針を決めていくことが最強の壁武将への近道です。

応用編:名甲冑や秘技の選択について

最後に、これまで話してきた考え方を応用してみましょう。例えば「名甲冑」では、「物理/計略防御アップ」と「物理/計略ダメージ軽減」が同じ数値(例えば2% or 4%)で選択できます。この場合、どちらを選ぶべきでしょうか?そして、この考え方は秘技の選択においても同じことが言えます。

💡『防御アップ』が有利な理由

結論から言うと、ほとんどのケースで「物理/計略防御アップ」を選んだ方が恩恵は大きいです。理由は大きく2つあります。

  1. 計算が「上流」であること:「防御アップ」は、ダメージ計算の中でもかなり前の段階で、相手の攻撃力から直接引かれる数値に影響を与えます。つまり、根本的なダメージ量を減らすことができます。
  2. 「逓減」がないこと:これが最大のメリットです。この記事で解説した通り「ダメージ軽減」は重ねるほど効果が薄まります。しかし、「防御アップ」は元の防御力に対して、効果を足し算した後、乗算されるため、逓減の影響を受けません。

この考え方から、同じ数値が選べるなら「ダメージ軽減」よりも「防御アップ」を優先する方が、武将をより効率的に硬くできると言えるでしょう。

🎯 まとめ:最強の壁武将を育成するための3つのポイント

  1. 軽減効果は乗算!カテゴリを意識しよう:
    「ダメージ軽減」系のステータスは、異なるカテゴリ間では掛け算で計算されます。同じ種類の軽減ばかりを積むと、効果が薄まる「逓減」が起こることを常に意識しましょう。
  2. 逓減を回避!弱点を補強して専門性を高めよう:
    逓減を効率よく避けるには、「ダメージ軽減」と「物理/計略ダメージ軽減」など、異なるカテゴリのステータスをバランス良く組み合わせるのが有効です。武将の弱点を補強する形で専門性を高めるのがおすすめです。
  3. 防御アップは超優秀!選択肢にあれば優先しよう:
    名甲冑や秘技などで「防御アップ」と「ダメージ軽減」を選べる場合、逓減がなく計算も上流で行われる「防御アップ」を優先するのが基本です。より効率的に武将を硬くできます。

この考え方が、あなたの武将育成のヒントになれば嬉しいです!

それではみなさんごきげんよう(*‘∀‘)

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